孔雀石(マラカイト)ガラスと研究熱心なフリードリヒ・エーゲルマンさん
こんにちは。ボタンとガラスの店 menofli.です。
本日は当店で人気の高い、孔雀石(マラカイト)風ガラスの裏話についてブログを書きました。
さくっと5分もかからず読み終わりますので、コーヒー片手に気軽にお読み下さい♪
目次
そもそも孔雀石とは?

孔雀石(マラカイト)は不透明な深い緑色の鉱物です。
特徴としては縞模様が見られます。
大きな原石ですと分かりやすいですが、縞模様が孔雀の羽根の模様に似ていることからこのように呼ばれているそうです。
日本では秋田県の荒川銅山が著名な産地だったようです。
また、かの有名なクレオパトラはこの孔雀石の粉末をアイシャドーとして利用していたのだとか。素敵…。
孔雀石ガラスの生みの親、フリードリヒ・エーゲルマン

さて、皆さんはフリードリヒ・エーゲルマンさんをご存知でしょうか?
この方がこの孔雀石ガラスを発明した方です。
彼の長年の実験により「ステイニング」という着色法が完成し、多層の模様を持ったガラスを作ることが出来るようになりました。
「ステイン」=「シミ」という意味で、この着色法によりアートとして効果的な非均質模様が作り出せるようになりました。
これを応用し、孔雀石を始めとした半貴石を模倣したガラスが世に出回ったのです。
孔雀石ガラスを利用したと思われる彼の作品の一つがこちら。

プラハ装飾芸術美術館に収められております。
その他、碧玉(ジャスパー)を模したガラスの器もあるそうです。
着色法の発明から、半貴石を模したガラスを作ろう!と思い至る発想が本当に凄いですよね…。
ちなみに少々脱線しますが彼はこの後、濃度の高い赤の着色ガラスの発明にも成功しております。
世界的にはこちらの真紅のガラスの方が有名で「エーゲルマンガラス」とも呼ばれています。
なお箱根のガラスの森美術館では、チェコのエーゲルマン社から彫刻のプロを招いて実演イベントを行ったことも有るそう。
公式YouTubeチャンネルから動画をお借りいたしました↓
静かな空間に彫刻をする音だけが響くのがなんだか落ち着きますね。
ぜひ一度この目で真紅のガラスに美しい彫刻が施される様子を見てみたいです。
当店でも孔雀石ガラスを利用したボタンの取り扱いがありました
孔雀石ガラスの製法は広く知れ渡ったようで
当店で取り扱っているチェコガラスボタンの製造元でもこちらのガラスが作られておりました。
過去に2度、孔雀石ガラスを利用したチェコガラスボタンの入荷がございました。
いずれも極少量だったためすでにSOLD OUTしております。
当店取扱品は殆どが既に閉じてしまった工房のデッドストックボタンのため、
再入荷の見込みは今の所無いのですがぜひまた皆様にご紹介出来る日がくればなあ…と思っております。
貴石つながりで、翡翠を模したガラスボタンは今の所ストックがございます。
もしよろしければ御覧ください♪
最後までお読み頂きありがとうございました!
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