【見どころ紹介】江戸東京たてもの園はインスピレーションの宝庫!
こんにちは。ボタンとガラスの店 menofli.でございます。
当店はヴィンテージボタン、チェコガラスボタンを取り扱うwebショップでございます。
当店のブログでは
・ガラスやボタンにまつわるちょっと面白い話
・創作活動のネタになるかもしれない古今東西の興味深い話「世界観の種」
を不定期連載中。
お久しぶりのブログ更新、今回は訪問記です。いつもより少し長めです。
記事概要
先日「江戸東京たてもの園」を訪問いたしました。
さまざまな時代の復元建造物を実際に入って楽しめる施設です。
様々な映画やドラマのロケ地としても使われているほどの本格的な建物たち。文字で読むだけではわからない、当時の生活の様子や住まい・店舗の手触り、空気感を味わうことができます。
目次
江戸東京たてもの園について
江戸東京たてもの園は東京都小金井市にある、歴史的建造物の博物館です。1993年に東京都江戸東京博物館の分館として、東京都が開設しました。
約7ヘクタールもの広大な土地に約30の復元建造物が立ち並びます。
7ヘクタールというと東京ドームで約1.5個分。まさにちょっとした(かなりの?)町歩きです。
江戸東京たてもの園へのアクセス
江戸東京たてもの園は、小金井公園の中にあります。
最寄り駅はJR中央線の武蔵小金井駅・東小金井駅、または西武新宿線の花小金井駅です。
いずれもバスへの乗り換えが必要です。また、小金井公園へ着いてからたてもの園まで少し歩きます。
駅からバス停までの道にあった紫陽花です。今回、いつもボタン撮影に利用しているカメラを初めて外に連れ出してみました。(かなりの箱入り娘です…。)
今回は花小金井駅を利用しましたが、駅についてから江戸東京たてもの園までの所要時間は大体20分程度でした。(バスの待ち時間込み・日々の交通状況によって前後します)
なお、詳しい行き方は公式HPでご確認いただけます。バス停までの画像付き道案内もあります。

江戸東京たてもの園
江戸東京たてもの園は、文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示する野外博物館です。
ちなみに小金井公園も結構いい感じのスポットで、自然が多く広々としていました!
遊具もあり、たくさんの子供がのびのびと遊んでいました。今回お昼すぎに訪れたのですがもっと早く来てここでのんびりしつつ、建物鑑賞するのもありですねえ…。
建造物を一部ご紹介
たてもの園の建造物を一部ご紹介します。
前川國男邸
オシャレなパンフレットからそのまま出てきた!?と感じさせるようなモダン邸です。
本当に1942年の建物?と思うくらい、素人目では2020年代のデザインと言われても違和感の無いお宅でした。
実際に建物に入ってみると、そこに住まう人の「目線」「視野」が分かるのがいいですね。
ダイニングテーブルから見える景色とか、ソファに座ったときに見える景色とか。
※建物の中の椅子やソファに座ることはできません。
小出邸
屋根がとても個性的な小出邸。
中は「ザ・客間!」というイメージ通りの客間があります。ミステリーで出てきそう…。天井と照明のシームレス感が好きです。
小出邸に限らずなのですが、「女中部屋」があったのは時代を感じましたね。
もちろん、今でも住み込みでの家事お手伝いさんを雇っているお宅ではそういった部屋があるのかもしれませんが、多くの人はなかなか見ることがないので貴重ですね。
三井八郎右衞門邸(みついはちろうえもんてい)
一言で言えば大富豪の家です。
同じ時代に生きていたら絶対に入ることは出来なかっただろうお宅になんと400円で入れてしまうのですから、この建物だけで元が取れてしまいます!?
この建物で印象的だったのは「廊下」と「匂い」です。
他の建物とちがい、全体的に赤いカーペットが敷かれています。(保護目的、というわけではなくおそらく当時も敷かれていたと思います)
「本当に家?城じゃなく?」と若干混乱します。
廊下を歩くときの感触や足音に「これがお金持ちの家の「廊下」か…」と感慨深い気持ちで踏みしめました。
また、このお宅には蔵があるのですが、一歩足を踏み入れると独特の「蔵の匂い」がします。
今でも蔵がある家もありますが、入る機会はそう多くないと思いますので、現地を訪れた際はぜひ行ってみてください!
さらに、豪華絢爛な玄関や黄金の壁・天井、もはやキッチンとは言えない規模の厨房も見どころですね。
囲炉裏のある農家の家 吉野家
江戸時代後期に建てられた、農家の中でも力のあった人物の家と言われているそうです。
ここも印象的だったのは「匂い」で、入った瞬間に炭?灰?の匂いがいっぱいに広がります。
農家エリア以外の建物と比べると薄暗いような、明るさの違いも感じました。
炊事場から一段上がったところが居住スペースになっており、そこにも実際に上がることが出来ます。
のんびりと腰を下ろして外を眺めることも出来ます。(ちょっとした畑もあり。)
どこか懐かしい気持ちになる場所でした。実は一番長居したのがここかもしれません…。
構造上、土埃が居住スペースに入ってきてしまいやすいのか、土のついた(おそらく子供の)足跡がピカピカの床に点々…と。これもまたリアルなところなのかな。笑
どうやら、実際に囲炉裏の火を付けたり、かまどの火起こし体験のようなものもやっているようです。コロナの関係でしばらく休止が続いているようで残念…。
カフェでちょっと休憩 デ・ラランデ邸
たてもの園内にはカフェ(武蔵野茶房 江戸東京たてもの園店)があります。
来訪時はコロナの影響で軽食の提供はしていませんでしたが、スイーツやコーヒー、紅茶を楽しむことが出来ました。
建物内とテラス席があり、建物内ですと洋風建築を楽しみながらお茶できます。
ちなみに地味に気になる支払い方法はカード決済のみ可能でNFC決済(各種クレジットカードのタッチ決済)も使えました。
昔の居酒屋・銭湯・化粧品店などもあります!
その他、見どころは沢山あります!商店街エリアは基本的に店頭のみ見れますが、それでも見応え充分です。商品がこまごまと沢山陳列してあって、どこを見ても心が躍るゾーンです。
1970年頃の居酒屋をチラリ。
また、ゾーンは異なりますが、古いガラス製品取り扱う店として見逃せなかったのが、この「高橋是清邸の窓ガラス」です。
明治時代当時の窓ガラスがそのまま使われています。「アンティーク・窓ガラス」ですね!
微妙に波打っているのですが、分かりますでしょうか・・・?
古い窓ガラスは透明度が低く、今のものよりもずっと薄くて壊れやすい、まるで薄氷のような貴重な存在です。このまま大切に保全されていってほしいですね。
江戸東京たてもの園のコロナ対策・来訪時の注意点
魅力たくさんの江戸東京たてもの園ですが、いくつか注意点があります。
2021年6月20日現在、江戸東京たてもの園は事前予約制です。○時~○時という時間の区切りはありませんが、来場前にwebでの予約手続きが必要ですのでご注意ください。
また、密を避けるために各建物には人数制限が設定されています。混雑具合によっては待ち時間が発生する場合も考えられます。
さらに、多くの建物の2階部分は密の危険性が高いことから入れなくなっているところも多々あります。(これが個人的には残念でしたが、仕方ありませんね)
また、撮影などのために長く留まる行為は現在は控えるよう公式での発信がありました。
<お願い>
江戸東京たてもの園は新型コロナウイルス感染防止対策を講じて開園中です。見学会や撮影会、交流会など集団を生む活動や、建造物・展示物周辺でのスナップ以外の撮影やスケッチ等、長時間同じ場所に留まり他のお客様の見学の妨げとなる行為はご遠慮いただきますよう、ご協力をお願いします。— 江戸東京たてもの園 (@tatemono1) June 9, 2021
また、商用目的の撮影は有料となり、事前の申請が必要です。
モデルを伴う写真撮影は、商用目的でなければ事前申請無く可能のようですが、公式でのアナウンスが出るまでは控えたほうが無難ですね。
ちなみにこの記事のように、紹介用のブログ記事に建物の写真を掲載することは申請不要とのことでした!(江戸東京たてもの園 撮影・取材担当者様に確認済み)
最後にひとこと
今回は最寄り駅前でランチを済ませて14時前くらいに入場したのですが、1つ1つの建物に思いを馳せながらゆっくり見ていたらあっという間に閉園時間に。
一番楽しみにしていた商店街ゾーンはかなり駆け足で見ることになってしまい・・・。
ぜひまたリベンジしたいですね!
園内はちょっとした町歩きなので、基本的に屋外を歩き続けることになります。これからの時期は熱中症対策、冬場は寒さ対策が必要です。
春や秋の過ごしやすい時期に訪れると気軽に楽しめそうです。
公式Twitterによれば、今は紫陽花が綺麗に咲いているとか…!
ぜひ、江戸東京たてもの園に行ってみてください!
関連情報
ヴィンテージボタン・ガラスボタン・グラスストーン専門店│menofli. (メノフリ)
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