「大きくて滑らかな、縁の鋭い真珠貝」をご存知ですか?【夢十夜】
こんにちは。ヴィンテージボタンとガラス製品を扱っているmenofli.と申します。
ちょっとした雑学や創作活動のネタの1つとして、
明日お役に立つかもしれない興味深い小話を書いております。
本記事のキーワードは「夢十夜」です。
今回は私の好きな文学作品の1つをご紹介します。
すでにご存知の方も多い作品ですが、もしご存知で無ければ3分程度でご紹介させてください。
目次
「夢十夜」とは
「夢十夜」は、かの有名な夏目漱石氏によって1908年(明治41年)に書かれた短編小説です。
夏目漱石氏は40歳の時に教職を辞して朝日新聞社に入社、職業作家としてのキャリアを歩み始めます。
「夢十夜」は朝日新聞にて掲載した4つ目の作品にあたります。
ストーリーの概要としては第一夜~第十夜までの10の夢の内容を語る、というものです。
いやにリアルな内容から、まさに「夢」らしいとんでもストーリーまで様々なテイストで描かれます。
一つ一つそこまで文量は多くなく、1時間程度ですべて読み終わる位のボリュームですので、普段小説は読まない…という方も気軽に手にとっていただけます。
そしてこの作品は短い分、キャッチーな表現の密度が高い感じがします。
想像力がびんびん刺激されて、読んでいるとあれこれイマジネーションが広がっていきますね。
各夜の終わりはどこか儚くて切ない感じがします。夢らしさを感じるところもまた好きですね。
真珠貝と女
個人的には特に第一夜が神秘的な雰囲気でおすすめです。
タイトルに書いた「大きくて滑らかな、縁の鋭い真珠貝」も第一夜で登場します。
この真珠貝を使って、一体はどうするのか…これもまた好きな場面です。
第一夜はなかなか抽象的な内容なので、色々と解釈の余地があります。
登場人物や出てくる物をあらゆるものに当てはめることが出来ます。
表現に関してここで具体的に紹介してしまうと折角の面白みが半減してしまいます。
ぜひ第一夜を直接お読みいただければ嬉しいです。
青空文庫にて無料で読むことができます
「夢十夜」は発表後相当年数が経過しているため、青空文庫で無料で読むことができます。
私個人としては「第一夜」「第八夜」「第十夜」が好みです。
皆さんの好みの「夜」はどれでしょうか?
終わりに 夢について思うこと
自分の考え方やものの見方というのは、固定観念や偏見などで知らないうちに凝り固まっています。
「夢」というのは、そういうしがらみから解き放たれた世界だと思います。
自分も気づかないような、自身の持つ可能性を垣間見れる自由な思考の世界。
夢十夜だけではなく、皆さんが毎晩見ている「夢」というのも何か新たなアイデアのきっかけになるかもしれませんね。
最後までお読みいただき有難うございました!
次回の世界観の種もお楽しみに!
menofli.
参考文献
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